【小説】悲嘆の門/宮部 みゆき

299.悲嘆の門/宮部 みゆき
前回の映画『エイリアン』に続いて、
インフルエンザの療養中、
暇なので趣味を楽しもうシリーズ第2弾であります

って、安静に寝てろって話でありますが、
まぁ、暇なもんですからね

といった事で、まとまった暇な時間がありましたので、
嫁さんがサプライズクリスマスプレゼント的に準備してくれました、
宮部みゆきさんの『悲嘆の門』を、
文庫版、上・中・下と、
一気読みしました

って、上・中と読んで、
残すところ、最終巻のみだったのですけどね

はてさて、
文庫版3巻にわたる、超大作

読む前は、とっても楽しみに読み始めたのですが・・・
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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
インターネット上に溢れる情報の中で、
法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、
調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。
大学一年生の三島孝太郎は、
先輩の真岐に誘われ、五カ月前からアルバイトを始めたが、
ある日、
全国で起きる不可解な殺人事件の監視チームに入るよう命じられる。
その矢先、同僚の大学生が行方不明になり…。
“言葉”と“物語”の根源を問う、圧倒的大作長編。
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みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
面白かった・・・かなぁ。。。
と、思ってしまったのは、
私の読む前の先入観と帯の売り文句のせいであります

嫁さんがプレゼントをくれたという、
喜びの記事にも書いているのですが、
『猟奇殺人ミステリー』
・・・とね

実際に、序盤は売り文句そのままに、
連続猟奇殺人と思われる事件が続き、
なぞの失踪事件、怪物騒ぎと、
メインの殺人事件を軸に、
主人公の回りでおこる不審な事件と、
どう、つながってくるのかと、
とっても楽しみで、盛り上がる序盤であったのですがねぇ・・・
ネタバレにはならないと思いますが、
私と同じ事に陥らないためにも、
はっきり言ってしまうと、
今作は『ファンタジー』でありました

いやー、まさかのリアルな物語ではなく、
『妖怪のせいなのよ』
で、完結させてしまえる物語であったのは、
本当に面食らってしまいまして・・・

終盤に入っていくと、
いよいよチンプンカンプンに

宮部みゆきさんの文章は、
ここまで読みにくかったっけ?
と、思ってしまうほどでありました

更に、主人公の行動にも、同調できなかったし、
最後まで、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ

周りに耳をかさなすぎない、
物語のなかで成長できないキャラには、
読んでてイライラしてしまう程で・・・

なので、ストレートに言ってしまうと、
ちょっと、がっかりな作品でありましたねぇ

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みかんの
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