【小説】氷菓/米澤 穂信

234.氷菓/米澤 穂信
これまでに、米澤 穂信さんの作品は、
何作品も読んできている、
個人的に大好きな作家さんであり、
私がここまで読書虫となるきっかけとなった作家さんでもあります

ちなみに、その時の作品は『インシテミル』です

ホント、この作品から今日まで、
毎日、読書の活字中毒者となってる次第で

して、今回は、
そんな思い入れのある米澤 穂信さんのデビュー作

古典部シリーズ第1作であり、
アニメ化・漫画化された、人気作品

はてさて、米澤 穂信さんのデビューは
どんな作品だったのか、
楽しみに手に取った次第です

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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
いつのまにか密室になった教室。
毎週必ず借り出される本。
あるはずの文集をないと言い張る少年。
そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。
何事にも積極的には関わろうとしない
“省エネ”少年・折木奉太郎は、
なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、
日常に潜む不思議な謎を次々と解 き明かしていくことに。
さわやかで、
ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!
第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。
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みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
米澤 穂信

と、まぁ、そんな衝撃的に書くような事ではありませんが

それに、今作の『氷菓』が厳密にライトノベルというジャンルになるかは、
自分自身よくわかってないのですがね

にしても、
まぁ、個人的には米澤 穂信 、
『インシテミル』に始まり、『折れた竜骨』『満願』と、
完全に新本格ミステリーの作品ばかりを読んできたので、
(といっても、最近、小市民シリーズにも手をつけたのですが

デビュー作が、こんなアニメ的な青春ミステリーだったとは

って、感じはありつつですねぇ

といっても、主人公の、作中の言葉をかりると、
やらなくていいことはやらず、やるべきことは手短にという、
省エネキャラってのが、
なんだか今風なアニメキャラな感じだなと思っただけなのですがね

今作は、いわゆる日常の謎系ミステリですが、
ホント、普通なら聞いても『ふーん』で終わるような、何てこともない事を、
ヒロインの千反田 えるの『私、気になります』の一言で、
ミステリーへと変化し、紐解いていくというね

それを、先に書いた、
省エネキャラな主人公が、謎解きに迫られて解いていくという、
流れってのが、まぁ、面白い所でもあるでしょうね

しかしまぁ、ミステリーの質でいうと、
個人的には、『満願』や『儚い羊たちの祝宴』といった所を読んでるだけに、
多少、物足りない感はありますが、
それは、やはりデビュー作という事で

それに、ジャンル的には青春ミステリであって、
省エネキャラだとか、好奇心旺盛な、お嬢様だとか、
他にも、雑学王や毒舌女子とかが絡んできての、
青春物語がありつつで、
ラスト、古典部という部に秘められた過去を紐解く流れってのは、
読んでて、ホント面白かったですね

小市民シリーズと合わせて、
この古典部シリーズも、おいおい読破していきたい所ですね

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みかんの米澤 穂信
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226.【小説】春期限定いちごタルト事件/米澤 穂信 (2015.4.29)
217.【小説】満願/米澤 穂信 (2015.2.17)
203.【小説】儚い羊たちの祝宴/米澤 穂信 (2014.11.22)
202.【小説】追想五断章/米澤 穂信 (2014.11.19)
58.折れた竜骨/米澤穂信 (2012.06.06)
2.インシテミル (2011.10.03)
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