【小説】6時間後に君は死ぬ/高野 和明
![]() | 6時間後に君は死ぬ (講談社文庫) (2010/05/14) 高野 和明 商品詳細を見る |
高野 和明さんの作品はこれで、5作目

これまで、読んできた作品はいづれも、
はずれ無しといえる作品ばかりだったので、
今回の『6時間後に君は死ぬ』も、
タイトルからいって、期待大ですねぇ

ちなみに、高野 和明さんの作品は以外に少ないようで、
この『6時間後に君は死ぬ』を除くと、
私が読んでない作品は後、
『K・Nの悲劇』『夢のカルテ』だけですね

みかんの読書生活始まって以来の、
作者・著作の作品、完全制覇成るか


が、まぁ、今のところ、
その二作品共に読む予定は無いのですがね

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
ストーリー紹介
「六時間後に君は死ぬ」。
街で出会った見知らぬ青年に予言された美緒。
信じられるのは誰なのか。
「運命」を変えることはできるのか。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
タイトルにはちょこっと騙されました感がありましたが、
内容は、流石の高野 和明さんの作品で、
とっても楽しめましたね

まぁ、タイトルに騙されたってのも、
単純に、私の悪い癖ですが、
あらすじなど見ずに、
タイトルとか著者の名前、表紙の絵だけで、
直感的に作品を手に取ってしまうことが、ままありますが、
今回もそんな感じで手に取り、
『6時間後に君は死ぬ』なんていうタイトルから、
また、がっつり深みのある長編をイメージしてたものですから、
本開いて、短編集だということに、
そうそうに面食らってましたね

さらに、内容は、
他人に起こる非日常的出来事が見える、
予知することができる青年を軸に、
各話の主人公の身の回りに起こる、
不思議な現象を描かれた作品でしたねぇ

その中の『6時間後に君は死ぬ』という、
本のタイトルにもなってる短編が、
未来が見える青年から、突然、
『6時間後に君は死ぬ』と宣告される物語だとは思いもしなかったですねぇ

って、
だからといって、文句をつけてる訳じゃないです

これまで読んだ高野 和明さんの作品は、
長編ばかりで、結構テーマを深く切り込んだ作品が多かったのですが、
今回は、短編ということで読みやすかったですし、
各話に、それぞれにしっかりとしたドラマが組み立てられており、
見える未来に従って、
見える未来を変えようと、
変えれる過去に向き合って、
と、それぞれに前を向いて進む主人公達のストーリーに、
感動しっぱなしでしたねぇ

タイトルとは裏腹に、
素敵で心温まるストーリーに、
癒される作品でしたね

なので、とりあえずタイトルは改題したほうがいいのでは?
なんて

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
101.グレイヴディッガー
96.幽霊人命救助隊
94.13階段
35.ジェノサイド
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最後まで読んでくださりありがとうございます。
よろしければ、ポチッと応援ヨロシクお願い致します


| 高野和明 | 00:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑