【小説】寄生木/長坂 秀佳
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『弟切草』『彼岸花』に続く、
弟切草シリーズ3部作の完結編

『弟切草』という同名タイトルのゲームが好きだった事から、
手にとっていた作品でしたが、
ついに完結編となりましたねぇ

まぁ、前2作品読んできましたからねぇ

最後まで読まないとね

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ストーリー紹介
新作ホラー小説の構想に悩む作家の元に、ある電話がかかってくる。
小説「弟切草」の登場人物『松平直樹』と名乗るその男は、
作家に
「その小説を書くのは止 めてください。
ストーリー通りに人が殺される!
〈ヒトラーの賭〉は、すでに始まっているんです!」
と謎の言葉を…。
しかし、ブリュッセル、ゲント、ナ ミュール…
ベルギーの古都を舞台とした
恐るべき殺人ゲームは動き出してしまった。
中世フランドル絵画の傑作『神秘の子羊』に隠された謎とは!?
『弟切草』 ワールド三部作、ついに完結。
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みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
今作は、ホラー作品というより、
普通にミステリー作品という感じでしたね

個人的にはホラー感を期待してたので、
少し残念感は否めず・・・
が、ミステリーとしては、
なかなか凝った作品でしたね

「弟切草」、「彼岸花」で起こった事件は、
実際の現実でも起こっている!
小説を書くとその通り殺人が起きてしまう

正に、『寄生木』を執筆中の作者にそんな警告が来て、
すったもんだで真相を探っていくという物語

結構、多い登場人物の中から、
犯人を捜していくという、
読んでる側も推理させるような展開は、
正にミステリーですね

無作為に集められた人物達も実は共通点があるとか、
殺される順番がある(殺されない人物がいる)とか、
そして、登場人物同士の秘めた過去や確執だとかもありで

そんな展開の中、
やはり殺人は続いていき、
結構人数が絞られていよいよ真相は

って、ところで・・・

正直、ココまで面白い展開なら、
最後までビシッと、
本格ミステリーで締めて欲しかったなぁ・・・とね

なんだか、
モッタイナイ。と、思ってしまった作品でしたね

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みかんの長坂 秀佳
117.【小説】彼岸花
60.弟切草
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| 長坂 秀佳 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑