【小説】沈底魚/曽根 圭介
![]() | 沈底魚 (講談社文庫) (2010/08/12) 曽根 圭介 商品詳細を見る |
前回の『熱帯夜』の読書日記に引き続き、
今回も、曽根圭介さんの作品

私が、これまで読んできた作品は、
基本ホラーよりな作品ばかりでしたが、
今回は、公安警察の活躍を描いた、警察ミステリー

しかも、
第53回江戸川乱歩賞受賞作というね

全く違うジャンルの作風でも、賞を受賞できるとは、
かなりな多彩ぶりですねぇ

はてさて、どういった作品なのか、
楽しみに手にとった次第で


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、
極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。
指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、
百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。
その線上に浮かんだのは、
次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。
第53回江戸川乱歩賞受賞作。
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みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
うーーん。
なんだか頭に入ってこない作品でしたねぇ

その上で、後半は怒涛のどんでん返しが起こるので、
完全においてけぼりでしたねぇ

マクベスやら、シベリウスやら、ヨコタ・ペーパーといった、
作品内で出てくる、
独特の単語の意味、
重要性もなんだかイマイチつかめず・・・
登場人物のキャラクターもなんだか・・・
何より主人公に読んでる自分が、嵌れないのですよねぇ・・・

一匹狼のハードボイルドっぽいキャラなのですが、
『っぽい』止まりで、
なんだか主人公の主観で、
物語が引っ掻き回り回され終結していくという感じ

まぁ、上司・同僚・相棒と、
それぞれに裏があり、
誰が味方なのか敵なのか、
何が真実で、何か嘘なのか、
ホント最後まで、
2転3転する展開は読む人を楽しませてくれますが・・・
私的には、
その2転3転するたびに、
役割がガラッと変わる登場人物達についていけてなかったですねぇ

いろいろネタバレした上で、
もう一度読めば、楽しめるかも?
ってのが、正直な感想ですかね

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168.熱帯夜
68.鼻
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| 曽根 圭介 | 22:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑