【小説】烏丸ルヴォワール/円居挽
![]() | 烏丸ルヴォワール (講談社文庫) (2013/10/16) 円居 挽 商品詳細を見る |
円居挽さんの『ルヴォワールシリーズ』第2弾です

前回よんだ、円居挽さんのデビュー作でもある、
丸太町ルヴォワールは、凄まじいまでのどんでん返しに、
魅了されてしまいましたが、
その続編との事で

前作ほどの期待を持って読んでしまうと・・・
ですが、
やっぱり期待しちゃいますよねぇ

はてさて、どんな内容でしょうかね?
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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
京都に伝わる稀覯本『黄母衣内記』。
その所有者が謎の死を遂げた。
事故か他殺か。
そして継承を巡り兄弟争いが勃発。
私的裁判・双龍会が開かれることに。
その準備の中、瓶賀流は伝説の龍師「ささめきの山月」から、
一人の少女と行動を共にすることを依頼される。
だがそれは仲間達との敵対を意味していた。
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みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
やはり、個人的には期待が大きすぎて、
ちょっと物足りない感があるにはありますが、
相変わらずのどんでん返しありで、
十分に面白い作品でしたね


ルヴォワールシリーズは
私的裁判・双龍会という、
裁判といえども、証拠や事実はともかく、
要は相手を言いくるめれればいいという
特殊な裁判がメインの話

この裁判にて、
前作はいわゆる、検察側・弁護側・被告人と全員で、
どんでん返し祭りでして

とまぁ、その双龍会がメインの物語でしたが、
今回は、双龍会に入るまでの調査の段階から、
細かく物語が語られていくのですねぇ

その調査の段階から、
2転3転するような、どんでん返しが待っており、
いざ、双龍会が始まるって時にまで、
とんでもないどんでん返しが待ってるのですが、
そこから、裁判が始まるので、
いやはや、先が気になる気になる

結果、やっぱり一気読み必須の本になっちゃいましたねぇ

先にも書きましたが、
前作のような怒涛の展開というより、
今作は、起承転結がはっきりしており、
事件-調査-裁判-結末といった、箇所箇所で、
大きな爆弾が仕掛けられており、
単発でどんでんと、ひっくり返される感じでして

しかしまぁ、やっぱり面白かった

今現在で、シリーズは全部で4作

早く、次作『今出川ルヴォワール』が文庫化されないかな

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みかんの円居挽
105.丸太町ルヴォワール
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