【小説】XXゼロ 呪催眠カーズ/上甲 宣之
![]() | XXゼロ 呪催眠カーズ (宝島社文庫) (2007/10/10) 上甲 宣之 商品詳細を見る |
2作続けての、上甲 宣之さんの作品となりました

今作は、
『そのケータイはXXで』に始まる、
しより&愛子シリーズの外伝的話になります

シリーズ1作目の『そのケータイはXXで』の、
半年前の設定で、
シリーズ内での恐ろしき殺人鬼の人物が主人公の物語ですねぇ

なんだかんだで、シリーズ全作読んでるので、
手に取ってみました

てか、表紙コワっ

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
ある晩、わたしは出会ってしまった。
和バサミを持つ、いまわしき呪い女に…。
逆恨みされ、
かけられた謎の呪術“カーズ”により、
わたしは密閉空間でしか呼吸できなくなってしまう。
暴走する自動車内で迫る命のタイムリミット!
しよりと愛子が巻き込まれた
阿鹿里“あしかり”村事件から半年前の神戸で、
殺人鬼誕生の秘密が明らかになる。
『そのケータイはXX(エクスクロス)で』へ続く
シリーズ外伝が登場。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
疾走感ある物語。
めまぐるしく変化する怒涛の展開。
ひたすら続く絶体絶命。
けど、のめり込めない

何故かのめり込めない


一言でいえば、『微妙』なのでしょうかね



面白いんですけどね

先によんだ、『紅蓮女』の記事にも書きましたが、
私的には上甲 宣之さんの書く、バトルシーンが好きで、
今作は、その連続

あらゆるシーンで、無茶苦茶な展開のオンパレード

このピンチで主人公はどうなるんだ


・・・って、ところで、『はい、CM』みたいな感じで、
視点が切り替わり、もったいぶる所も多々

そんなもんなんで、
終始、ハラハラ出来て、次へ次へと読み進めたい所なのですが・・・
具体的な理由なんて書けませんが、
まさに、感じた思いとして、
不思議とのめり込めなかったです

強いて、理由っぽい事をつけるなら、
この作品は、タイトルにある『呪いの催眠術』が深くかかわりますが、
てか、『催眠術』が全てみたいな感じでもありますが、
それが、無敵すぎるというね

無敵すぎて、私にはイマイチ理解できないという・・・
『時速40キロ以下になると、『呪催眠』が発動し身体に苦痛を感じる。』
ってのは、まだ単純で解り易いですが、
『密室空間にいないと息ができなくなる。』
ってのは、微妙に理解できない。絵が浮かばないというね

その『呪催眠』を掛けられたまま、
街中を縦横無尽に疾走、あらゆる工夫で乗り越え、
犯人(催眠術者)に差し迫るのですが・・・
微妙についていけない感じでしたね

これまでの作品で、
女子トイレの個室でのバトル、
ババ抜きでのバトル、
都市伝説でのバトル、
と、私の中では数々の名シーンを楽しませてもらいましたが、
今回は、それが極限まで極められた感じで、
現実味が無さ過ぎて、
私の頭の中に絵が浮かばないという、悲しい感じになっちゃいましたかね・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みかんの上甲 宣之
161.コスプレ幽霊 紅蓮女
127.そのケータイはXXで
106.地獄のババぬき
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最後まで読んでくださりありがとうございます。
よろしければ、ポチッと応援ヨロシクお願い致します


| 上甲 宣之 | 12:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑