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くるくるみかん日記

二人息子の育児に家族旅行に、ミステリー小説の読書感想に映画感想、たまにB'z情報・・・、まとまりの無いブログですが、どうぞごゆっくりしていって下さい

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【小説】アルカトラズ幻想/島田 荘司

アルカトラズ幻想
280.アルカトラズ幻想/島田 荘司


お久しぶりです!
と、しておきましょうか
ホントに、ひっさびさの読書日記です
前回からでいうと、2ヶ月ぶりになるとは・・・
今年の8月夏休みは、色々あり書いておきたいことが多かったですからねぇ
だから、すっかり間隔が空いてしまいました

てことで、
今回の『アルカトラズ幻想』は、
何ヶ月も前に読んだ作品でして・・・
いつもの私なら、
もう、完全に内容がウル覚えであるですが・・・


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)

一九三九年十一月二日、
ワシントンDCの森で、娼婦の死体が発見された。

被害者は木の枝に吊るされ、
女性器の周辺をえぐられたため、
股間から内臓が垂れ下がっていた。

時をおかず第二の事件も発生。

凄惨な猟奇殺人に世間も騒然となる中、
意外な男が逮捕され、
サンフランシスコ沖に浮かぶ孤島の刑務所、
アルカトラズに収監される。

やがて心ならずも脱獄した男は、
奇妙な地下世界に迷い込む―。

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みかん的評価:m_157.jpgm_157.jpgm_157.jpgm_157_1.jpg m_157_1.jpgm_157_1.jpgm_157_1.jpg
(みかん的評価についてはコチラ


結構、内容覚えています
何故かというと、
今作『アルカトラズ幻想』が、なかなかのパンプキン衝撃作でしたから

『パンプキン衝撃』って、何やねん?
って、突っ込む所でしょうけど、
書いてる私も意味不明なんですよねぇ
でも、読んでもらえれば、
私と同様に、パンプキン衝撃を受ける方も少なくないはず

とりあえず、トンデモ作品でした

では、物語の展開を簡単に説明するとー・・・

猟奇殺人発生
でも、重力蘊蓄からの、事件解決
投獄からの脱獄
でも、失敗
けど、助けられ連れられた先にー・・・
パンプキン王国到着
からの結末(オチ)は・・・???

目まぐるしいです
かなりのボリューミーな一作でありますが、
重力蘊蓄あたりの所以外は、
完全に読者を置き去りにした、展開が続きます
(重力蘊蓄は完全、単純に私が読み疲れしただけです

ホント、私としては、
物語にしっかりついて行けていたのは、
最初の最初、猟奇殺人ミステリーの所だけでしたね
その後は、正直、『なんじゃこりゃ?』状態
それでも(意味が解らなくなってても)、
物語の結末がどう着地するのか気になり、
読んでしまうというね

そして、着地地点は、
まず誰も予想できない所にあるのではないでしょうかね?
しかしまぁ、流石・島田 荘司作品というべきなのでしょうか、
随所に伏線があり、ヒントがあり、
読者が全く読めない結末とはなってないようで
ま、私にはサッパリでしたがね


てことで、ぶっちゃけ疲れたな。。。とね
このトンデモ作品、
少し、気合を入れて手に取る事をお勧めします



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279.【小説】占星術殺人事件/島田 荘司 (2016.7.17)
233.【小説】御手洗潔の挨拶/島田 荘司 (2015.6.20)
108.【小説】眩暈/島田 荘司 (2013.2.10)

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【小説】占星術殺人事件/島田 荘司

占星術殺人事件 改訂完全版 御手洗潔 (講談社文庫)
279.占星術殺人事件/島田 荘司


約1年前に読んで記事にしました、
御手洗潔の挨拶』の時にも書いたのですがね・・・

島田 荘司さんの作品で、
私が今一番読みたい作品は、
今年6月に公開されたばかりの『星籠の海』

なのですが・・・
やはり、話題作という事もあって、
なかなか古本で見かける事がなく、
ついつい別作品を手に取ってる私でありますが

そんなこんなで、
『星籠の海』目的で立ち寄った古本屋にて見かけた今作
言わずと知れた、
島田 荘司さんのデビュー作であり、
御手洗潔シリーズの第1作目であり、
日本を代表する本格ミステリーでありますよねぇ

やはり、ミステリー好きとしては、
手にするのが遅すぎではありますが、
見逃してはいけない一作でありますよね


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)

怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。

その内容は、
6人の処女から肉体各部をとり、
星座に合わせて新しい人体を合成する、
というもの。

画家は密室で 殺された。
そして1カ月後には、
6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。

奇想天外の構想、
トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、 衝撃的傑作。

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(みかん的評価についてはコチラ


流石の一作
読者への挑戦もあり、
そして、たった一つの真実から、
様々な謎と伏線が回収され、
すべての真相が明らかになるという、
これぞ、ザ・本格ミステリー
なーんて思える、素敵な作品でしたねぇ

いや、正直、
今作の謎の大まかな流れを語る、
序盤の長々しい手記(だったかな?)を読んでた時は、
何度も挫折(寝オチ)してしまい、
それだけで、2・3日を要してしまいましたが・・・

が、それを乗り越えると、
御手洗と石岡との事件推理に入ってくると、
ほぼ一気読み
(私の場合、ボリュームから1日読破は無理なので・・・
寝不足の日々でしたねぇ

作中で語られる事件は、40年前の事件で、
既に数々の探偵たちが解決にむけて推理してきたが、
誰一人として、解決できなかったという事件

石岡から事件のあらましを聞く中で、
御手洗があらゆる推理を展開しますが、
いづれも、既に検討された案で、
解決できない矛盾が生じると石岡に指摘され、
苦戦する御手洗
作中に何度も、40年間解かれなかった難解事件だ
と、強調されるとともに、
『さぁ、解いてみろ
と、言わんばかりにたたきつけられる、読者への挑戦状
それも、2度も

このあたり、何とも挑発的な作品ですよねぇ
まぁ、私はトリック見破ってやろうと読んでる口ではないのですが、
そういった読み方をするミステリー好きには、
きっちり、読者にフェアに作られてるので、
ホントに楽しめる作品なのでしょうねぇ

ただ、今現在では色々と要のトリックについては、
有名になりすぎてたり、
某少年の事件簿にて被ってたりする所もあるようですけどね

ま、私の場合は、
そんな先行ネタバレ情報は全く知らずに読めたので、
普通にアゾート殺人の真相に感動すらしてましたけどね


いやはや、素晴らしい一作
とっても、面白かったです
そして、『星籠の海』も早く読みたいです


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233.【小説】御手洗潔の挨拶/島田 荘司 (2015.6.20)
108.【小説】眩暈/島田 荘司 (2013.2.10)

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【小説】御手洗潔の挨拶/島田 荘司

御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
233.御手洗潔の挨拶/島田 荘司


久々の島田 荘司さんの作品
そして今作は、島田 荘司さんの代表作として一番にでる、
御手洗潔シリーズです
ちなみに、今回はシリーズ3作目

して、御手洗潔シリーズといえば、
最新作・星籠の海が、映画化
2016年公開予定と、話題になってますね

まぁ、完全にその影響で、
また、御手洗潔シリーズが何か読みたいなぁと思って、
手に取った次第で

できれば、『星籠の海』が読みたいと思ってるのですが、
ハードカバーで、上下巻のあのボリュームですからね・・・
気分的に、手軽にさくっと読めるのが良いと思い、
シリーズ作品の中でも、短編集を選んだという訳で


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)

嵐の夜、マンションの十一階から姿を消した男が、
十三分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。

しかし全力疾走しても辿りつけない距離で、
その首には絞殺の痕もついていた。

男は殺されるために謎の移動をしたのか?

奇想天外とみえるトリックを秘めた四つの事件に
名探偵御手洗潔が挑む名作。

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今作は、
『数字錠』
『疾走する死者』
『紫電改研究保存会』
『ギリシャの犬』
の4作が収録された短編集
いづれも、上質なミステリー作品であり、
とっても楽しめる作品ですね

また、『御手洗潔の挨拶』という、タイトルの通り、
主人公・御手洗潔の魅力が詰まった作品といえるでしょうね

まぁ、個人的には、
御手洗潔というキャラを知ってるかといわれれば、
ほぼ知らないというね
シリーズを読んだ作品としても、
今作が2作目で、
前作は、『眩暈』を読んでおりまして、
シリーズを読んでる流れもバラバラですし、
なんと言っても、島田 荘司さんのデビュー作でもあり、
シリーズ1作目でもある『占星術殺人事件』を未読ですからね

てこともあって、
御手洗潔の変人ぶり、
心根にある優しさ、
そして、天才(奇才)ぶりがこれ一冊でぎゅっと詰まっており、
御手洗潔を知る作品としては、
丁度よい作品なのかもしれませんね
また、ワトソン役の石岡君の、
振り回されっぷり、ダメっぷりも堪能できたりで


して、やはり読了後には、
他の作品も手に取りたくなりますね
映画が公開される前には、
『星籠の海』も読んでおきたい所
てことで、早く文庫化希望です







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| 島田 荘司 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【小説】眩暈/島田 荘司

今日は、小説紹介で

嫁より、未読の小説(残り14冊)を消化するまで、
本屋禁止令が出てますので、
今月は、読書強化月間としたいと思ってる次第で


眩暈 (講談社文庫)眩暈 (講談社文庫)
(1995/10/04)
島田 荘司

商品詳細を見る
108.眩暈/島田 荘司


島田 荘司さんといえば、
本格ミステリー好きであるならば、
誰もが知ってる、大物ミステリー作家さんですね

てか、私とは出身地が全く一緒だったので、
私がミステリー小説に嵌る前より、
知ってた作家さんの一人です
島田 荘司さんが選考委員を務める、
ばらのまち福山ミステリー文学新人賞、
は、よく話題となってるので

が、私としては名前ばかりしっていて、
コレまで全く、作品に触れておらず、
てか、意識もしてませんでしたが、
先日たまたま、
『アルカトラズ幻想』という、同作者の作品を本屋でみかけ、
まだ、現役で作品を書いてる人なんだなぁ・・・
と、思うと何か作品を読んでみたくなり、
今回、とりあえず適当にこの『眩暈』を手に取ってみた次第です


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)

切断した男女の死体が合成され両性具有者となって蘇る。

窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。

「占星術殺人事件」を愛読する青年が
書きのこした戦慄の日記がさし示すものは何か。

醜悪な現実世界に奇想の作者が驚天動地のトリックの矢を放つ。

ミステリの新たな飛翔を決定づけた傑作。

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みかん的評価:m_157.jpgm_157.jpgm_157.jpgm_157.jpg m_157_1.jpgm_157_1.jpgm_157_1.jpg
(みかん的評価についてはコチラ


この作品は、
島田 荘司さんの人気シリーズである、
御手洗潔シリーズの一つですね
まぁ、そんな事も知らずに手に取ったのですが・・・

シリーズとしては、8作目
ですが、私がそうだったように、
前作を知らなくても、問題なく読めるでしょう
が、話の中で、
『占星術殺人事件』の話が深く絡んでくるので、
その作品を事前に読んでいたほうが、
いいかもしれませんね
まぁ、私がその作品も読んでないので、
なんともいえないのですが・・・

して、内容ですが、
序盤100ページに及び、
とある青年が書いた手記より始まるのですが、
これが、なんとも奇妙な文章・・・
読んでる最中、
ホントどうなってるのか解らず、
まさか、この作風・流れで700ページ進むのかと、
これは読みきれないかも・・・なんて、思ってしまった程で

それ程に、ありえない展開の連続が書かれた手記なのですが、
これが、探偵、御手洗潔によって、
見事に解き明かされていくのですねぇ
タイトルどおり、読んでるこっちが眩暈を起こしそうな、
訳の解らない文章が、
全て現実に起った内容をまとめられた手記だと、
論理的に解明されていく展開には、
ホント見事の一言ですねぇ

が、私としては、
作品の中で、『両性具有者』というキーワードが、
結構重要な所であるのですが、
結果、どういうことだったのか、理解できなかったですね
まぁ、9割がた私の読解力不足によるものですが、
言い訳させてもらうなら、
ストーリーが長い・・・
読んでて、若干の間延びがあるかな?
ちょっと、終盤だれてしまいましたね
しかも、最後にもう一度、
例の手記を読まされるのもいかがなものかと・・・
真相が解っての、再読としても、
戻って読めばいいだけで、追加点だけを抜粋して欲しかったですね

まぁ、それでも、
作品としては一流のミステリの輝きがありますね
荒唐無稽な話を、ロジカルに突き止め、殺人事件を解き明かす
素晴らしい作品でした











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| 島田 荘司 | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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