くるくるみかん日記

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【小説】風紋/乃南 アサ

風紋〈上〉 (双葉文庫)風紋〈上〉 (双葉文庫)
(1996/09/12)
乃南 アサ

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137.風紋/乃南 アサ


初『乃南 アサ』作品ですね

もう、活字中毒になり2年近く経ち、
有名所の作家さんは、作品は読んで無くても、
名前ぐらいは知ってるだろうなんて自負がありましたが、
この作品を手に取るまで、
乃南 アサさんという、作家さんは全く知りませんでしたね

井の中の蛙。
いやはや、まだまだ『にわか小説通』というところですね

して、この作品。
何故、知ったかというと、
私がいつもお邪魔させて頂いてる、
ブロガー『ねむりねこ』さんに、
(『ねむりねこ』さんのブログはコチラ
私が我がままをいい、ご紹介して頂いた作品

中々のビッグボリュームな作品でしたが、
そのボリュームがむしろ楽しみに手に取った次第ですね


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)

ひとつの殺人が善良な人々の運命を次々に狂わせていく。

問題作。

気鋭の社会派女流作家が満を持して世に問う会心作。


「犯罪被害者に限定して言えば、
事件の加害者となった人間以外はすべて、
被害者になってしまうのではないかと、
私はそんなふうに考えている。
そして、その爆風とも言える影響が、
果たしてどこまで広がるものか、
どのように人の人生を狂わすものかを考えたかった」
-乃南アサ 

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みかん的評価:m_157.jpgm_157.jpgm_157.jpgm_157.jpg m_157.jpgm_157_1.jpgm_157_1.jpg
(みかん的評価についてはコチラ


文庫版で上下巻合わして1000ページ程度の、
ビッグボリュームの作品でしたが、
盆休みの間の少ない自分一人の時間で一気読みでしたね

てか、作品の内容は重たいですね
文庫本の背表紙の作品内容紹介に、
乃南アサさんの、コメントのようなものが乗ってましたが、
『一つの殺人事件が、どれ程の人間の人生を狂わすか。』
まさに、そこに焦点を絞ってある作品です

被害者の夫、その娘ふたり。親戚。
加害者の妻。その親、兄弟。
して、マスコミ。
殺人事件という、爆風に巻き込まれ、振り回され、狂わされていくという・・・

なもんで、内容的にも、やはり全体的に暗いです

それでも、嵌りこんで読んでしまうというね
被害者の娘の一人が、ほぼメインで話しは進んでいくのですが、
その娘の心情が、赤裸々に綴られているんですね。
それが、現実にあるような、リアルな感情なのかどうか判別つかないですし、
共感なんてある訳もないのですが、
(私自身が、そんな立場になったこともないですし、考えた事もないですからね)
しかし、その娘の痛々しいまでの感情を読んでると、
目が離せなくなってしまうのですね・・・

また、そんな人間ドラマ的な部分だけでも、
濃密な一冊なのですが、
そこに、その爆風を起こした殺人事件の真相は?といった、
ちょっとしたミステリ要素がまざってるのも、良いですね
まぁ、そのミステリが、また更に、
被害者家族、加害者家族を振り回すのですがね・・・

ホント、暗く、切なく、哀しくなるような、
負の読後感が残ってしまうような、考えさせられる作品でしたが、
それでも、面白いと言えば、語弊がありますかね・・
『とっても良い作品』でしたね


しかしまぁ、
乃南 アサさんの初めて手に取った作品が、
この『風紋』ってのは、
ちょっと重たかったですかね?
他の作品がいったいどういった作風なのか、
気になる所ですね。
乃南 アサさんの有名作は、
まだまだ無数にあるようですので、
ちょこちょこと読んで行きたいと思います

ま、その前に、
この作品の続編となる『晩鐘』を読まなきゃね
こればかりは、気になって仕方ないですからねぇ











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