【小説】PK/伊坂 幸太郎

265.PK/伊坂 幸太郎
みかん日記としては、
伊坂 幸太郎さんの作品は、これで2作品目ですねぇ

伊坂 幸太郎さんといえば、
数々の作品が映像化され、今や誰もが知ってる、
超一流・超有名作家さんなのですが、
なんとなーく、私には肌が合わない作家さんと申しましょうか

なんとなーく、作風が読みにくいのですよね・・・

っつても、そんな事を言えるほど、
伊坂 幸太郎さんの作品に触れてきた訳じゃないのでね

てことで、
読まず嫌い的な感じになってきてしまってたので、
ぶっちゃけ、適当に伊坂 幸太郎さんの作品を一つ手にとってみた次第で

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
そして、子供たちは目を輝かせる。
「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。
こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、
伊坂幸太郎が見ている未来とは――。
その決断が未来を変える。
連鎖して、三つの世界を変動させる。
●今から思えば、試されていたのかもしれない――PK
●君も闘っているのか? 俺たちは楽じゃない――超人
●世界を救うのに、誰かが蔑ろにされるなんて――密使
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
やはり、若干の読みにさを感じるのは否めませんが、
それでも、作品としては、
とってもよく練ってあり、
巧みに作られた3つの中篇作品で、面白かったです

その巧みに作られたってのが、
3つの中篇がそれぞれ独立して読めるようになってはいるのですが、
微妙に繋がってるのですよね

まぁ、微妙にという言葉もおかしいですが、
意図して根底の部分では繋がった物語達になってるのでしょうけど、
それに気付くのが、
私は、3作品目である『密使』を読んだタイミングで気付いたのですね

意図して、この順番で掲載されてるので、
見事に作者の術中に嵌ったといえるのでしょうけど、
この3つの中篇にある仕掛けについて、
私は、かろうじて気付けたタイプでして

はっきりと、謎があり伏線があり、
最終話『密使』によって、全てが一つに繋がる

ってのが、明確に解ればいいのですが・・・
正直、私には"明確”には解らなかった

先に書いたように、
1話1話で、ちゃんと話がわかるようになっており、完結してるので、
なんとも思わず読み進めていた私では、
普通に気付かずに読了してしまうところでしたね

まぁ更に、先に書いたように、
伊坂 幸太郎さんの作品(作風)は、
私には、どうにも読みにくさを感じる所がありますので、
なおさら、今作に仕掛けられた面白さに気付かない所でしたね

まぁ、それでも完全には理解できてなかった訳ですが、
解ったところで、もう一度読んで見よう

てことも、なかったですね

普通に、たくさんある丁寧な解説(解釈)ページを、
読ませていただき、
なるほどねぇ。と、関心してた次第であったりです

いやはや、普通に楽しめた作品ではあるのですが、
気付きにくい仕掛けってのも、ちょっと・・・
『イニシエーション・ラブ』ぐらいの、
一気に物語が一つになってしまうくらいの、
衝撃的かつ解りやすーい話が、
私程度のレベルではいいですね

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
159.【小説】SOSの猿/伊坂 幸太郎 (2013.12.20)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最後まで読んでくださりありがとうございます。
よろしければ、ポチッと応援ヨロシクお願い致します


| 伊坂 幸太郎 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑