【小説】万能鑑定士Qの事件簿IX/松岡 圭祐
![]() | 万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫) (2011/04/23) 松岡 圭祐 商品詳細を見る |
ついに、たどり着きました

松岡 圭祐さんの万能鑑定Qシリーズ

第9弾ですねぇ

映画『万能鑑定士Q ―モナ・リザの瞳-』の原作となる、今作

この映画化をきっかけに、作品を手に取り、
Qシリーズにすっかり嵌って読み続けた2ヶ月間でしたね

して、期待に胸膨らむ、シリーズ9作目

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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
「これは贋作ではないか?」かつて、
ルーヴル美術館で凛田莉子が『モナ・リザ』に抱いた違和感。
その直感が、莉子の人生に転機をもたらす。
37年ぶりに日本開催が決まった『モナ・リザ』展。
そのスタッフ登用試験に選抜されたのだ!鑑定士として認められた、
初めての大舞台。
莉子はこれまで培ってきた全てを注いで合格を目指すが、
『モナ・リザ』の謎が襲いかかる。
最大の危機、到来!書き下ろし「Qシリーズ」第9弾。
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みかん的評価:







(みかん的評価についてはコチラ)
期待通りの面白さ

シリーズの集大成

って訳じゃありませんが、後、完結まで3作品ありますからね

これまで読んできた物語があっての、
今作っていう感じですね

まず、物語の核となる、
『モナ・リザ』ですが、シリーズ5作目からの繋がりがありますし、
シリーズ6作目で登場した、『万能贋作者 雨森華蓮』も再登場してきますし、
何より、記者の『小笠原 悠斗』の活躍も見逃せない物語となってますしね

なので、今作ひとつでも、
十分に楽しめる作品であることは間違いないのですが、
やはり、登場人物の背景や関係を知って読んだほうが、
100倍楽しめるでしょうね

これまでの、
凛田莉子と小笠原悠斗の関係は、
多少の波があれども、ずっと平行線を辿っており、
まぁ、二人の関係性がどうこうという事は、
基本描かれませんし、
やはり、小笠原悠斗は作品のユーモア担当という扱いっぽく、
巻き起こる事件に、深く関わるような展開は、
あまり無かったのですがね

基本は凛田莉子が一人で事件を背負い立ち向かい、
小笠原悠斗を使う事はあっても頼る事は無いという展開で

しかし今回は、凛田莉子が仕掛けられた罠に嵌り、
一人、背を向けて立ち去る所に、
小笠原悠斗が駆けつけるのですねぇ

その展開に至るまでは、
本筋とは関係の無い見事な外されっぷりな扱いをされてましたが・・・

今作で、二人の仲がどうこうというのは無いかも知れませんが、
小笠原悠斗が、少しでも頼れる男になれたのではないでしょうかね

して、今作が、映画『万能鑑定士Q −モナ・リザの瞳』では、
どう脚本されてるのか、
楽しみに見て見たいと思います

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みかんの松岡 圭祐
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208.【小説】万能鑑定士Qの事件簿IV/松岡 圭祐 (2014.12.17)
207.【小説】万能鑑定士Qの事件簿Ⅲ/松岡 圭祐 (2014.12.13)
206.【小説】万能鑑定士Qの事件簿 II /松岡 圭祐 (2014.12.5)
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