くるくるみかん日記

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【小説】冷たい校舎の時は止まる/辻村 深月

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
249.冷たい校舎の時は止まる/辻村 深月


初読みの作家さんの『辻村 深月さん』
今や、売れっ子作家さんの一人でしょう

今作は、そのデビュー作であり、
第31回メフィスト賞を受賞した、
『冷たい校舎の時は止まる』

この作品を手に取った理由ってのが、
かなり昔の話になりますが、
この作品は、
普段はまったく小説なんぞ読まない、
私の姉が、何故かこの作品は読んでたようで、
そのままずっと家の片隅(倉庫)に転がっていたのですが、
ひょんな事から私が発見し、
そのまま私の本棚へ並べた次第でして

まぁ、そんな経緯で私の手元にやってきた作品なのですが、
普段、小説なんて読まない人が読むには、
上下巻で、1000ページを超える大作なので、
中々、読了するにはハードルが高い気がするのですが、
それだけ、夢中にさせる魅力があったという事でしょうかね

そんな、期待膨らみつつ手に取った次第で


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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)

ある雪の日、
学校に閉じ込められた男女8人の高校生。

どうしても開かない玄関の扉、
そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。

不可解な現象の謎 を追ううちに
彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。

しかし8人は死んだ級友の名前が思い出せない。

死んだのは誰!?

誰もが過ぎる青春とい う一時代をリアルに切なく描いた長編傑作。

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みかん的評価:m_157.jpgm_157.jpgm_157.jpgm_157.jpg m_157_1.jpgm_157_1.jpgm_157_1.jpg
(みかん的評価についてはコチラ


辻村 深月さんの作品、
自分が、思ってた作風と違いますね

私の悪い癖みたいなものですが、
その作品のタイトルや、表紙絵などから、
こんな作品であろう。
と、結構思い込んでしまう所があるのですね

今回でいうと、
辻村 深月さんの作風といえば、
青春ドラマ物って、感じが強くあり、
今作も、高校生の熱くも切ない学園ドラマ物
なーんていう、固定観念めいた物があったのですが・・・

読了後の感想としては、
これはホラーですね
ホラーミステリーに、プラス青春
てな感じですかね

まぁ、今作を手に取る前に、
少し調べてると、メフィスト賞受賞作とあり、
これまた、私の固定観念かもしれませんが、
『メフィスト賞』といえば、
変化球作品が選ばれるというイメージだったりで
(まぁ、実際は全てがそうでは無いという事はちゃんと解ってますがね)
最近、読んだメフィスト賞作といえば、
○○○○○○○○殺人事件』だったりもするので、
そんなメフィスト賞を採った作品なら、
ただ、単純な青春ミステリーで終わらないと思ってましたが、
予想外なホラーっぷりに、
やっぱり『メフィスト賞だな』なーんて思ったり

まぁ、でも、そのホラーな意外性は、
私の丁度、ツボでしたね

理不尽に学校に閉じ込められ8人の学生の中に、
いるはずのない一人がいるという。
それは、数ヶ月前の文化祭の日に飛び降り自殺した本人ではないか?
しかし、その自殺した学生の名前を誰一人も思い出せず・・・
そして、自殺した時刻、5時53分が来る度、
一人、また一人と、恐ろしい怪現象に見舞われ、石像とされていく・・・

いやー・・・、
その怪現象へと見舞われるシーンの描写は、
ホントにゾクゾクするような恐怖が描かれてますね
デビュー作にして、この筆力なら、
その後の活躍なんて、折り紙つきだったでしょうね
ま、実際に今や、人気作家さんですね

それに、ミステリーとしても十分に楽しめますね
文化祭の日に自殺したのは誰か?
校舎からの脱出はできるのか?
今回、集められた8人の中に、
今回の事件(怪現象)の犯人がいるのか?

それに加えて、人物描写が細かい
学校に閉じ込められる、
8人、それぞれの物語が丁寧に描写されており、
だからこその1000ページ超えの長作になるのですが、
まぁ・・・正直、
私としては、そこが読みダルミになる所でもありましたが・・・

ま、その学生の物語の描写は、非常にリアルで、
現実でも、作品内で語られる、
学生ならではの悩みを抱える人ってのはたくさんいるのだろうと思え、
この作品の深みをより濃くしてますね


いやはや、
多少は睡魔に負けてしまい、
読みダルミしてしまう所も正直ありましたが、
良い意味で、私の思い込みを裏切られ、
とっても楽しめた作品でしたね

また、辻村 深月さんの他の作品も読みたいと思いましたね







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| 辻村 深月 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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