折れた竜骨/米澤穂信

この作品を始めてみたときはホントに衝撃の結末でしたねぇ

てか、ブルースウィルスが若い

てかてか、ハーレイ君は今も何かしらの映画にでてるのだろうか・・・
さて、そんな衝撃を求める現在の私・・・
ご紹介する一冊

![]() | 折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア) (2010/11/27) 米澤 穂信 商品詳細を見る |
このミス2012にて、ジェノサイドに次ぐ2位に選ばれた、作品

が、発売当初は、余り売れて(話題に)なかったのでしょうか

私は、この作品がこのミスに選ばれる前より、気になっており、
いつも立ち寄る古本屋にて気にして探してはいたのですが、
まぁ、古本屋ではそうそう新作の欲しいと作品にめぐり合うことなどないので、
もう、新品で買えばいいやと思い、
書店を回ったのですが、田舎という事もあるのか、これまた無い・・・
まぁ、店員さんに取り寄せて欲しいとお願いするなり、
ネットで買うなりすればいいのですが、
そこまでする必要ないかと・・・
その時は、他に読みたい本がまだまだたくさんあったので・・・・

してして、時は過ぎてしまい。
作品自体のことを忘れてしまってた頃合いに、
立ち寄った古本屋・・・・・
あった

ついにめぐり合えましたねぇ

『忘れた頃にやってくる』
正にそのパターン

ま、そんな思い入れのある作品です。
(どんなだ・・・

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ストーリー紹介 (BOOK紹介より)
ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
その領主を父に持つアミーナはある日、
放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。
ファルクはアミーナの父に、
御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、
と告げた……。
自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、
「走狗(ミニオン)」候補の八人の容疑者、
いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、
沈められた封印の鐘、
鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年――
そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?
魔術や呪いが跋扈する世界の中で、
「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?
現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場!
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よかったです

『期待通り』のよかったです

どういったジャンルのミステリになるのでしょうか?
普通じゃないけど、推理小説となっている

というのも、
解説にもあるように、魔法が使えちゃうって

たとえば、姿が消える魔法(透明人間)がありーの、
人の足跡をたどる魔法がありーの、
青銅の巨人を操る魔法がりーの、
また、不死の人間がいたりするし・・・・
なんでもありかよ


なら、犯人がわかる魔法が・・・・・って、
イヤイヤイヤイヤ、そんな事はないです

あくまで、本格ミステリ

登場してくる意外の魔法は無いと思って読んで頂き、
理詰めで推理をし、犯人を導き出す

しかも、この魔法ありき作品の犯人ですが、
黒幕に操られて(魔法で)、殺人しちゃった犯で、
しかも、その事(殺人)に、本人は自覚がないという・・・

なので、動機も何も無いと

まぁ、殺害現場の場所により、
容疑者は絞れるのですが、
どう、推理が展開されるのか?犯人は?黒幕は?
いやぁ、盛り上がらずにはいられない内容ですよね

面白かったです

是非、おススメです

| 米澤 穂信 | 23:55 | comments:2 | trackbacks:2 | TOP↑
とっても面白かったです。
この作家の作品をかたっぱしから読んでましたが、
3回も繰り返して読んだのは、これだけです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
| 藍色 | 2013/11/08 16:21 | URL |